内科的疾患と口臭の関係とは?胃の不調が口臭発生の原因ではない


内科的疾患とは、簡単に言うと内臓の不調による身体の病気。
身体にさまざまな症状をもたらし、不調を訴えることを言います。

口臭もこの内科的疾患が原因で発生するケースがあります。

その時に話に出るのが「胃」の不調です。
しかし、胃の不調と口臭とでは直接的な原因はないとされています。

この記事では、内科的疾患と口臭との関係についてと
誰にも知られず出来る口臭改善法についてご紹介していきます。

Contents


内科的疾患と口臭の関係について

口臭は会話する度に口から出されるため、
内臓に負担がかかり、口臭が発生してしまっている。

その発想のもと、内科的疾患と口臭は大きく関係しているのではないか。
そのように思われる方も多いとは思います。

その代表的な内臓が「胃」です。
胃で消化された食物が消化不良となり、逆流して口臭が発生する。

しかし、この考えは大きな間違いです。

「胃」の不調により口臭発生の本当の理由と
肝不全、腎不全時の口臭発生の原因について見ていきたいと思います。


胃の不調と口臭との関係について

「胃が悪いと口臭が強くなる」と思っていませんか?

人間の内臓、作りはしっかり出来ており、
食道は一方通行で、口臭ガスも容易には逆流しないような身体の作りになっていると言われています。

ゲップは唯一例外ですが、会話の時の口臭とは区別される傾向にあります。
そのため、胃の疾患で悪臭成分が食道を逆流して口臭として現れることはない、ことになります。

では、なぜ胃に不調を感じると口臭を感じてしまうのでしょうか。
それには別の理由が潜んでいました。

胃などの消化器官に悪くなると、
口腔内乾燥が起きて、唾液の分泌が減少してしまうことが言われています。

唾液は口臭ガス発生の元になる細菌の増殖を抑える効果があります。

この唾液による口腔内洗浄、清掃リズムが崩れるため細菌が増殖傾向となり、
口臭が発生したように感じることになります。

つまり、胃の不調と口臭との関係は直接的なものではなく、
口臭はあくまで口腔内環境の悪化によって起こること
が考えられます。


糖尿病と口臭との関係について

糖尿病を患うと口臭が発生する原因になります。
その口臭というのが、尿または甘い臭いを発する「アセトン臭」が起きます。

糖尿病を患うと「インスリン」という物質が不足します。
インスリンが不足すると糖を分解してエネルギーを作りだすことが出来なくなります。

エネルギーを作り出さなければ、生命活動も維持できなくなりますが、
その代わりに、脂肪やタンパク質が分解されることになります。

しかし、脂肪、たんぱく質を分解するときに「ケトン体」と呼ばれる代謝産物が生成され、
その中に「アセトン」が含まれています。

そのため、口臭がアセトン臭を感じることになります。


肝不全、腎不全でも口臭は発生する

肝不全では、口臭に発揮性硫黄化合物やトリメチルアミン、アンモニアが
混じったような臭いがすると言われています。

腎不全でも、人工透析を必要とする患者では口臭が強い場合が多く、
この場合、口臭にアミン類(ジメチルアミンやトリメチルアミン)が増加していることが知られています。


誰にも知られず1人こっそり出来る口臭改善法があります

内科的疾患と口臭の関係についてご紹介してきました。
口臭が発生するのには理由があり原因があります。

この原因をしっかり理解した上で対策を取ることが大切です。

しかし、口臭発生の原因は分かっても恥ずかしくて誰にも相談できない。
女性なら特にデリケートな悩みのため、人に話すことも難しいです。

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