胃腸の病気で口臭は発生するの?
口臭と胃腸の関係を知りたいあなたへ
口臭は口内環境だけでなく、胃の病気によっても
口臭が発生する場合があります。
胃腸の病気によって口臭が発生すると聞いたことがある方も
多いのではないでしょうか。
胃の臭いが口へと逆流して臭っていると思っている方が多いと思いますが、
胃から口臭を伴う臭いが発生することはありません。
口臭と胃腸
胃と口腔は食道を通じて繋がっていますが、胃の中のものが逆流しないよう、
普段は下部括約筋によって閉じられています。
食べ物を飲み込む時だけ、下部括約筋が開くため、
通常の呼吸で胃の臭いが逆流することはありません。
胃腸から発生する口臭の原因としては、胃腸の病気になると、食べたものが
胃の中で発酵し、臭いの元となる物質を排出します。
臭いの物質は血液に溶け込み、肺を介して口臭となります。
胃腸の病気が口臭の発生源を排出し続けているので、
ガムを噛んだり、歯磨きをしても口臭が発生してしまうのです。
主に胃酸過多や胃に腫瘍が出来ている場合などに、胃腸が原因の口臭が発生します。
胃が悪い時の臭いは卵の腐ったような臭いがするので、
生理的な口臭や食べ物が原因の口臭とは違うことがすぐに分かります。
このような口臭が発生した場合には、胃腸の病気にかかっている可能性がある、
早めに病院での診察を受けることをお勧めします。